久しぶり以前書いた自分のブログ「Automatticの高野直子さんに学んだ、新しい働き方の話」を読み返してみて、自分が好きな事をやっている人はなんて力強いんだろうと。
儲けとか関係なしに自分の好きな事をするというのは、物凄いニッチを探り当てているのと一緒だから、もし一旦そこで上手くいけば、なかなか他の人には負けない。
だけど、うまくいく確率は決して高くはないし、そこに至るまでの収入は極端に低い。
だから、心置きなくチャレンジする事ができるように、無収入に近い状態でも生きていける世界を作る事に意義がある。ある種のポジティブ・セーフティーネット。
ブログを書いた時は、年収200万円とかを想定していたけど、今考えているのは月3万円とか5万円で生きていける生活。
月3万円だったら、ヒッキーしてても稼げるだろうと思って「ボッチ、ニート、ヒッキー、そして社会起業家のための #豊かな月3万円生活 スタートアップ会議」というイベントをやってみたら、結構人が集まり盛り上がった。みんな興味あるんだと、自分の中で自信につながった。
家や土地はどこから調達するのか? 税金や年金はどうするのか? 課題は多い。
月3万円生活というのは、ある種のイノベーションだから既存の社会と軋轢を生む。だから、本当は村じゃなくて、国が必要だ。独自の生活には独自の世界観があり、独自の法律や税収が必要になるから。
でも、一番大事な事は生き方のテクニックじゃない。何が自分にとって一番大事なのか、それを見つける事なんだと思う。
自分の大切なものを持っている人は強いし、それは競合優位性を生む。そして過剰な装飾を捨て、シンプルに生きられる。
それを見つけるために必要なのは自分に正直に生きる事。ただそれだけなんじゃないかと思う。