建国準備:ベトナムで野菜を売って生活する〜ニコニコヤサイの塩川実さんに学ぶ〜

僕が昔住んでいた起業家シェアハウスx-gardenで、「私がベトナムで起業した理由-ニコニコヤサイのゲリラ的経営術-」という自分にとってタイムリーなセミナーが開催されるというので行ってきました。

建国して、もし野菜が余ったら売りたいし、それで生活が良くなるなら、それに越した事はないと思いまして。

ニコニコヤサイの塩川実さん
ベトナムで無農薬・無化学肥料を宅配するニコニコヤサイを起業した塩川実さん(31)。

元々NPO活動をしにベトナムに入り、挫折。そこから一念発起して、たった1人で300坪ほどの荒れ地を耕すところからニコニコヤサイを立ち上げ、紆余曲折を経ながらも、わずか4年ほどで立派な企業に成長させました。細かい経緯などはブログに書いていくそうなので、そちらを見て下さい。

話を聞くと、塩川さんはあっちこっちで躓いて、その度に誰かが助けてくれるという不思議な人のようです。ゼロから始めて自分で切り拓いていくから細かい失敗も一杯するし、失敗するから経験値がたまっていく。そこが塩川さんの差別化要因になっている気がします。

前に向かって前進しようとするからトラブルが起きる訳で、何もしなかったらトラブルなんて起きないわけです。まさに、犬も歩けば棒に当たると申しましょうか。未知の領域にチャレンジするんだから、そりゃあ、トラブルにも沢山遭遇するでしょう。それをアッケラカンと乗り切っていくのが塩川流のようです。

   ※   ※   ※

僕が塩川さんと話をしていて素敵だなと思ったのが、

  未来を考えると不確実で迷う。自分の中にあるものがブレない。自分は、子供の頃、淡路島を駆け巡ったりしてた時の体験が楽しかった

という言葉です。

普通の人は未来の事を考える。将来の希望や夢を語る。

しかし、塩川さんは何かに躓くと、自分の中にある「過去」に立ち戻る。そこにある自分の原体験を掘り起こす。だから間違えないんじゃないかなぁと。

それともう1つ、

  安全は生産者が作り出す事が出来るけど、安心は受け手が感じるものだからコミュニケーションが必要

という言葉も含蓄があるなぁと。やっぱり顔の見える関係を広げていくのが必要ですね。

この日はfestivo塚本貢也さんが来ていて、個人的に色々と話を聞かせていただきました。その中でサイハテの話なんかも出てきたのですが、こういう荒れ地でイキナリ何かを始める場合は、何らかのカリスマが必要だなと感じました。

塚本さん曰く、カリスマとは持って生まれたものだけでなく身に付ける事もできるという事なので、カリスマ性を高める努力もしてみる必要があるのかなぁと思いました。

建国準備ツアー:菖蒲町編

僕の親父の知り合い経由で、埼玉県久喜市(旧菖蒲町)に土地が余っている場所があるというので、みんなで見学に行ってきました。

建国ツアー参加者
参加者は、自分も入れて6人。後列左から2番目が、今回の案内人の方です。

目的の土地は、JR高崎線桶川駅から車で20分。公共交通機関だと、バスで15分。そこから徒歩15分の場所にあります。ちなみに新宿から桶川駅までは50分ほどです。

菖蒲町:田園風景
周囲は見渡す限りの田園風景です。

菖蒲町:見沼代用水
近くの見沼代用水沿いには、サイクリングロードがあります。

菖蒲町:苗代
ちょうど田植えが終わるか終わらないかのシーズン。苗代がきれいです。

菖蒲町:探検スタート
という訳で、見学スタート!

菖蒲町:建国候補地1
建国候補地その1。草が生えていますがトラクターを使えば、割と簡単に畑になりそうです。

菖蒲町:建国候補地2
建国候補地その2。もうこの時点で、耕しきれないぐらいの広さがあります。

菖蒲町:建国候補地3
建国候補地その3。

菖蒲町:建国候補地4
建国候補地その4。

という訳で、4ヵ所の候補地があります。どれも200坪〜300坪ぐらいの大きさです。1ヵ所耕せば1人生きていくには十分な広さです。水も確保できて、しかも、お世話になるかもしれない人の家から近く。非常に作業しやすい環境です。

菖蒲町:トラクター
さらに、トラクターなどの農機具も借りられそうです。

これ以上ないような感じの場所ですが、家がありません。家さえあれば、誰かが住んで農作業を進める事ができそうなんですが。

通いで始めるのか、それとも家が見つかるまで待つのか、などなど、もう少し検討が必要ですが、東京からほど近い場所にこんな良い土地があって、非常に嬉しい状態です。引き続き、建国準備を進めようと思います。

縮む国、日本で生きていく

日本はこの先、人口がどんどん減少し、経済規模は縮小し、高齢化率が高まり、先行きはバラ色ではない。というより灰色とか真っ暗だ。

そんな話を、ここ数年、よく聞くようになりました。

だったら、(残念だけど)日本に見切りをつけて、海外に移住したらいいんじゃないか?

自分が再起業するにあたり、拠点をどこに置くかは、ずっと悶々と考えていました。

この間、シンガポールに行こうと思っていたのも、現地で働いている友達に実情を聞くためだったし、娘には日本以外の国で働く選択肢を用意してあげたいから、小さな頃から英語を教えているし。

縮む世界でどう生き延びるか?
でも、「縮む世界でどう生き延びるか?」(長谷川英祐著・メディアファクトリー刊)という本を読んで、このまま日本で生きていっても幸せをつかむ事ができるんじゃないかと考えられるようになりました。

ダーウィンの進化論にあるように、生物とは環境に適応できたものが生き残ってきたわけだけど、環境とは必ずしも種の拡大に適した環境ばかりではなく、気候変動が起きたりして縮小せざるを得ない環境もある。そういった中でも生き延びていく戦略はあるし、今いる全ての生物は様々な環境の変化に対応して生き延びてきたもののみが存在している。例えば、恐竜は絶滅しちゃったけど、トカゲは生き延びていて、それには確かな理由がある。

産業革命以降、人間にとっては拡大する環境が続いていたので、縮小する環境をあまり経験していない。だから不安になるけれど、縮小する環境になる事自体は決して珍しい事ではないし、そんな環境でもちゃんと生き残っていく種族がいる。だから、環境に適応していく戦略さえ間違わなければ、ちゃんと生き延びていけますよ。そんな事がこの本には書いてあります。

で、ネタばらしになりますが、その戦略とは「小規模」「小さな利益」「個の耐久性を高める」事で、「一生懸命頑張っても疲れるだけ」という「若者の無気力化」なども、この文脈で上手く説明できます。

拡大していく環境ではモーレツ社員の満足度が高く、縮小する環境ではマッタリ生きていくのが満足度が高い生き方です。それは環境への適応なので、良いとか悪いとかの問題ではなく、合理的な進化なのです。

だから選択さえ間違わなければ、この先の日本でも幸せに生きていく事ができるし、バブリーな生き方は出来ないかもしれないけれど、みんながそれを求めている訳じゃない、というよりも、マッタリ生きるのがこれからの時代の最先端なのだと思います。

月3万円生活とか言ってて、自分でも頭は大丈夫なのかちょっと不安だったけど、理論的な裏付けができたので、安心して前に進める気がします。ホッ。

好きな事をする事こそが競合優位性を生む。だからもっと正直になろう!

久しぶり以前書いた自分のブログ「Automatticの高野直子さんに学んだ、新しい働き方の話」を読み返してみて、自分が好きな事をやっている人はなんて力強いんだろうと。

儲けとか関係なしに自分の好きな事をするというのは、物凄いニッチを探り当てているのと一緒だから、もし一旦そこで上手くいけば、なかなか他の人には負けない。

だけど、うまくいく確率は決して高くはないし、そこに至るまでの収入は極端に低い。

だから、心置きなくチャレンジする事ができるように、無収入に近い状態でも生きていける世界を作る事に意義がある。ある種のポジティブ・セーフティーネット。

ブログを書いた時は、年収200万円とかを想定していたけど、今考えているのは月3万円とか5万円で生きていける生活。

ボッチ、ニート、ヒッキー、そして社会起業家のための「 #豊かな月3万円生活 」スタートアップ会議
月3万円だったら、ヒッキーしてても稼げるだろうと思って「ボッチ、ニート、ヒッキー、そして社会起業家のための #豊かな月3万円生活 スタートアップ会議」というイベントをやってみたら、結構人が集まり盛り上がった。みんな興味あるんだと、自分の中で自信につながった。

家や土地はどこから調達するのか? 税金や年金はどうするのか? 課題は多い。

月3万円生活というのは、ある種のイノベーションだから既存の社会と軋轢を生む。だから、本当は村じゃなくて、国が必要だ。独自の生活には独自の世界観があり、独自の法律や税収が必要になるから。

でも、一番大事な事は生き方のテクニックじゃない。何が自分にとって一番大事なのか、それを見つける事なんだと思う。

自分の大切なものを持っている人は強いし、それは競合優位性を生む。そして過剰な装飾を捨て、シンプルに生きられる。

それを見つけるために必要なのは自分に正直に生きる事。ただそれだけなんじゃないかと思う。

※参考記事
WordPressの創始者マット・マレンウェッグが来日、WordPressとウェブの未来について語りました

【イベント】ボッチ、ニート、ヒッキー、そして社会起業家のための「 #豊かな月3万円生活 」スタートアップ会議

「 #豊かな月3万円生活 」スタートアップ会議のイメージ

森永卓郎さんが「年収300万円時代を生き抜く経済学」を出版したのは2003年。あれから10年。今、「年収200万もあったら、そこそこ楽しく暮らせちゃうなぁ」という人が沢山出てきました。

実際、シェアハウスに住んで車も持たず服はユニクロで飲み会は宅飲みすれば、十分楽しく実現可能な生活です。

でも僕がいま考えているのは、その一桁下の年収30万円とか60万円の生活です。つまり、月収3万とか5万円の生活です。

「私は月3万円あったら十分生きていける」

僕は、そんな女の子に会った事があります。食事は人におごってもらい、寝る場所は誰かの家を泊まり歩く。メインの支出は携帯代と交通費で、確かに彼女の生活に必要な金額は月3万円で十分でした。

なかなか普通の人には出来ない生活ですが、でも、ちょっと考えてみて下さい。「家と食料」さえあれば、誰でも月3万円で十分楽しく生活できると思いませんか?

月3万円だったら、家に引きこもってブログを書いても、週1回コンビニでアルバイトしても稼ぐ事ができます。世の中生きにくいなぁ、と思っている人でも、心や体にハンディキャップを持つ人でも十分なんとかなる金額です。ここに社会起業のヒントがある気がしています。

そして、残った時間は自分の可処分時間なのです。

可処分所得より、可処分時間。

発想転換の先に、豊かな生活が待っているような気がします。お金を払って良質なサービスを受けるより、時間を使って良好なコミュニケーションを維持した方が、より楽しい人生に確率が高い気がしています。

さらに言うと、収入を上げる事は特定の人にしかできませんが、支出を減らす事は知識と勇気があれば誰にでも出来ます。

今回の会議では、どうやってそういう生活を実現させるのか、僕が3ヶ月ほど #ヒッチハウス などを通して思考実験してきた結果を元に、みんなで考えていけたらと思います。

会議には「シェアタウン構想」「弱さは希望」を唱える、いばや共同代表の坂爪圭吾さんも参加してくれます。きっと普通ではないぶっ飛んだ意見を出してくれると思います。

終電が気になる方は、3名までお泊まり可です。
またSkypeのようなビデオ会議ツールを準備するので、遠方からの参加も可能です。

基本的に「一緒に考える。一緒に行動する」スタンスでお願いします。
会議の冒頭で、僕が簡単にプレゼンしますが、後は基本的にフリータイムです。

【正式名称】
  #豊かな月3万円生活 スタートアップ会議

【開催日時】
 6月7日(土) 20時00分〜22時00分

【開催場所】
 シェアハウス「ナインステージ」
 最寄駅:東陽町、住吉。清澄白河、錦糸町からバスもあり
 東京都江東区南砂1-10-11-3F
 http://9stage.jp/access/

【参加表明】
 事前予約制です。メール( uchida@mediaengine.jp )、facebookイベントATNDから参加申請をお願いします

【参加費用】
 食事代1000円(持ち込み歓迎)

【遠隔参加方法】
 参加表明していただいた方に個別に連絡します

【問合せ先】
 メディアエンジン有限会社 内田まで
 uchida@mediaengine.jp
 https://www.facebook.com/tsutomu.uchida
 TEL 03-6869-0268