「ネムルバカ」を読んで考えた夢と現実との付き合い方

ネムルバカ 石黒正数著 徳間書店
ネムルバカ

今時珍しいボロボロの学生寮に住む2人の女子大生の日常を描いた物語。1人はミュージシャンを目指し、一人はバイト漬けの怠惰な日常を浪費している。それぞれの夢と恋と現実が割とクッキリと描かれ、その心理描写などがなかなか秀逸で新鮮です。1巻で完結なので、サクッと読める割に内容が深いです。とりあえずクリエイターを目指している人は読んだ方がいいです。

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で、ここからは自分の話なのですが、好きな事を仕事にしていると、いつまでも夢を追う事ができます。気分はいつまで経ってもこの漫画の登場人物と同じ、大学生のままです。

年をとった分だけ仲間も減るけど、お金も入るようになる。だから、金欠を嘆いたり世の中を恨んだりするような機会はグッと減り、そんなに辛くなくなります。

むしろ、生活する分だけのお金さえ稼げちゃえば、大学のように4年や8年というタイムリミットが存在せず、いつまでも終わらない夏休みのような日々を過ごす事ができます。

まさしくそれは、この漫画で描かれているような自己満足の無限ループなんですよね。

いい年こいて、お前アホかと。ちょっとは前進しろや、と。

最近、うすうす感じてるんですが、これって「こじらせ系」って事なんですかね?

だとすれば、何をこじらせてるんだろう?