我々は他人を求めている

ホームレス社長になった瞬間

僕は行動を起こしてから、何でそれをしているのか、という事に気づく事が多くて、今回のホームレスもなぜ自分がそれをしたいのか良く分からなかったけど、良く分かるために始めてみました。

やってみて分かったのは、普段やろうと思ってもなかなか出来ない事ができる場合があるという事。更には、予想もしない何かが起きて楽しいという事。そしていくつかの不便があるという事です。

【普段なかなか出来ない事】
普段なかなか出来ない事というのは、初日に起きた、足立さんが新しく引っ越したシェアハウスに遊びに行く、というような事です。ちょっと前に足立さんが引っ越した事自体は知ってたのだけど、忙しいのを理由になかなか行けないでいました。でも、泊まりに行く事が前提ならすぐに実行に移せて、そこでまた新たな出会いがあったり。

あと3日目のお隣さんの家に泊まる、という体験もそうです。ホームレスをすると様々なものがイベント化して普段の自分の行動力以上の事が出来る場合がある、という事を実感しました。これは非日常がもたらすメリットなんだと思います。

【予想もしない何か】
予想もしない何かというのは、「実は僕も昔ホームレスしてました」という社長さんが現れて、更には自宅にいつ泊まりに来ても良い、と言ってくれた事です。まだ泊まりにいってはいないけど、これは、やばい。

僕がホームレスでやってる事は、物理的にはバックパッカーと大差ないと思うのですが、なんでホームレスという呼称を使っているのかというと、バックパッカーでは得られない何かがあると思うのです。

僕は短期で海外をバックパッカーした事が何度かあって、その旅は面白く色んな出会いもあったけど、結局それは「旅先」の出来事に過ぎなかったというのが1つ(今ならネットがあるから違うのかもしれない)。もう1つは、出会うのは結局「バックパッカーという立場で接触できる人」に限られるという事。なんかその辺に限界を感じているのです。

その点、ホームレスは違います。普通の人はホームレスとゆっくり接した事なんてないから、ルールが分からない。さらに、ホームレスにはホームレスならではの限界がきっとあると思うのだけど、僕はまだその限界を試していないし、ほとんどの人も試していないのです。だから沢山の可能性が残っているし、追求したい。

【予想もしない何かに必要なのは他人】
そして「予想もしない何か」に必要なのが「他人」だと思います。友達を通して体験できる事というのは、予想がついてしまう事が多いような気がします。それよりは全然知らない他人。しかも、その他人の家にいきなり泊まりこむ! これが「予想もしない何か」を生み出す原動力なのだと思います。

シェアハウスに住むという事は他人と一緒に住むという事ですが、一緒に住むと仲良くなって他人で無くなってしまうという沢山のメリットと少しの問題点があると思っています。相手も自分もお互い何者か分からないフラットな出会いのドキドキ感。これは刺激的だしすごく可能性があると思います。例えていうなら、初めて異性をデートに誘った時のようなドキドキ感です。

そして現実問題として日本で他人と出会うのはとても難しいのです。酒場で知らない人に声をかけるチャンスもなかなかないし、街でナンパ以外の目的で声をかけると、確実に宗教の人に間違われます。異性に声をかけるならまだましも、知らない同性に話しかけるなんて至難の業です。

コーヒーミーティングやカウチサーフィンというサービスや独身になったので出会い系サイトなんかもそのうち使ってみようと思いますが、それらと比べてもホームレスの持つ破壊力は桁違いのような気がしています。

【結論】
僕も含めて(たぶん)多くの人が「他人」との出会いを求めていて、現在はそれが困難な状況にある。そして、ホームレスは他人と出会う最短・最強の方法。仮に泊まる家が、知人の家だったとしても、今まで知らなかった発見が必ずある。だからホームレスの可能性を追求し終わるまで、ホームレスをやってみたい。

※不便な事についてはまた後ほど。これも結構大事。
※いままでの経過は「ホームレスになる事のメリット」を読んで下さい。