「人狼知能 −だます・見破る・説得する人工知能−」を読んだ

人狼知能
「人狼知能 −だます・見破る・説得する人工知能−」 鳥海不二夫, 片上大輔, 大澤博隆, 稲葉通将, 篠田孝祐, 狩野芳伸 著, 森北出版

平田さんから寒い頃に借りた「人狼知能」をやっと読み終えた。
(人狼というのはテーブルゲームです。知らない人は、この辺を。)

この本によると囲碁や将棋などの「完全情報ゲーム」についてのAIより、「不完全情報ゲーム」(ポーカーや麻雀、そして人狼も)の方がAIを作るのが難しいのだという。特に人狼の場合は、言語でコミュニケーションを取りながら誰が人狼かを当てていくため、難易度が高い。だからこそ、AIに人狼をやらせようというのが素晴らしい。

人狼をプレイする人工知能を人狼知能と呼ぶのだが、人狼知能は人間に勝つよりも、人間と一緒にプレイして楽しいようなものを想定しているらしい。なかなか面白い考え方である。
参考:人狼プロジェクト

あとは、人狼知能を作るための要件定義と技術的課題がずらずらっとならんでいて、なかなか読むのが大変だった。

この本を読むと、まだまだ人間に追いつく人工知能を作るのは大変なのだなというのが良く分かる。平田さん、なかなか面白い本を貸して下さってありがとうございます。

今度は実際に Deep Learningのプログラミングに関する本を読んでみたい。