僕だけがいない街 三部 けい著 角川コミックス・エース
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どこかのマンガ喫茶のPOPに、漫画大賞だったか、このマンガがすごい!だったかの受賞作です、と書いてあったのでこのマンガを読んだ。
心が震え、感動した、という言葉が合う。絶対に一人で読んだ方がいい系の作品です。
1巻とかは本当につまらないのですが、頑張って4巻ぐらいまで読み進めて下さい。僕も以前、1巻で挫折した経験があります。つまり2度目のチャレンジだったのだけど、頑張って読んで良かったです。
(最近はこういう「最初つまらない」マンガが増えてる気がしますが、どうしてなんでしょう?)
人間の生き辛さだったり友情だったりが描かれている作品なのですが、何よりも日本語が深くて重い。そして、ある瞬間瞬間において様々な方向から物事を見ている感じがスゴイです。
あとこのマンガ、9巻があって良かったなぁと。人気作だからこういう事ができたんでしょうね。
読後感としては、ここまで辛辣な物語を作る必要があったのか、と。もうちょっとソフトに描けるような気がしますが、どうなんでしょうか。