歳を取ると良い事5選

馬場さんが人生について色々悲観している感じのブログを書いていた(なかなか解釈の難しい部分もあるけど)。
死生観について – さめたコーヒー

僕は昔から「ハイになっている時以外は、だいたいいつも死にたいと思って生きている」人生を過ごしていのだけど、歳を取るにつれ少し精神的に安定してきて穏やかになってきたように思う。

それは歳を重ねて人生への対処がうまくなった訳でも、悟りを開いたりそれに近づいたりした訳でもなく、単に色んな能力が劣化した事によるものである。

人間、歳を重ねると体力・知力など色々低下して、良い事なんて何もないように思っていたのだが、実際に歳を取ってくると案外そうでもない、という事をこれから酔った勢いに任せて書いていきます。

46歳にして初サーフィン
46歳にして年甲斐もなく初サーフィン

1:あまり頑張らなくても良くなる

40過ぎちゃうと、良い悪いにかかわらず、どんな自分でも受け入れるしかなくて、しかも受け入れてる状態に慣れてくる。どんなに頑張っても、ほとんどのジャンルで一番になる事なんて無理だ。でも、馴れちゃうと何も感じなくなってしまうんだな、これが。

例えば、若いうちは「モテたい」という気持ちがあるけど、歳を取ってくると別にモテなくてもいいや、という気持ちになってくる。だって頑張ったって無駄なんだもん。

僕はいま40代半ばだけど、端的に言って20代の女性の98%ぐらいは、この年代の男を恋愛対象としては見ていないと思う。これが30代前半の女性だと、95%ぐらいになってきて、30代後半だと80%ぐらいになってきて、40代に入ってやっと50%ぐらいになると思う。頑張っても無駄なので、最初から頑張らない。無駄に口説いたりせずに、2人でお酒飲めたり、どっか遊びに行ければもう十分という感じなので、あまり努力しないで済むのだ。恋愛じゃなくて、スポーツや語学とかでも同じ。

2:色々劣化するけど、実はあまり困らない

更に言えば、駄目な自分を理解・認識するだけでなく、駄目な自分は日々劣化し、もっと駄目な人間になっていく。知力・体力・精力・精神力・視力・聴力・見た目、とにかく思いつく限りの能力がどんどん劣化していく。でも僕も周囲の人間もなんとなく生きている。これが現実だ。なぜかといえば、頑張っても無駄なので欲望が減る。そして低いところで現実と釣り合うからだ。

3:鈍感力がつく

若い頃は、失敗したり恥ずかしくなるような事をすると、すぐ死にたくなる。いや、歳を取っても失敗するとすぐ死にたくなるけど、だいたい思いつくような失敗は既にしてしまっているので、失敗に新鮮味がない。シズル感がない。だからほとんどの失敗に対して「あ〜あ、またやっちゃったよ〜」という感じで鈍感力がついて死ななくなるのだ。赤瀬川原平はこれを「老人力」と呼んで本にしていた(すいません未読です)。

4:自分に歴史がある

鈍感力がつくと無駄に反省して時間を消費したり精神を消耗したりしなくて済む。なぜならば反省したところでそれは取り戻せないし、今までどんなに反省しても失敗は無くならなかったじゃないか。お前が大した人間じゃないって事は、お前の歴史が証明しているよ。だから、自分に歴史があるって事は良い事なんだ。

5:未来が明るく思える

これから人生下り坂で暗い未来が待っているような気がしていたんだけど、そんな事は無かった。周囲の同年代の人間は大して努力していないので、普通に頑張るだけで同世代の中では評価される存在になれる。

例えていうなら中学時代、勉強・運動・芸術・オタクなど何らかの能力において学校で1番だったけど、高校に行ったら埋もれてしまったというケースは沢山あると思うけど、それが逆になるイメージ。30代の頃は全然目立たず優秀でもなかったけど、同じペースで頑張っていると、周りが勝手にどんどん劣化していって、自分が頭一つ抜け出す感じ。

そして歳を取ってくると頭一つ抜け出すだけで、かなりの幸福感を味わえる。もちろん同年代でもホリエモンみたいに優秀な人とは比べ物にならないぐらい差がついているんだけど、差がありすぎて視界に入ってこないので大丈夫なのだ。

という訳で、酔ってるので今日はこの辺で。

※ちなみに今日のお酒はズミシーの中国土産で、アルコール度数が53%もある、なかなか癖が強くて面白い酒です。
ズミシーがお土産にくれた中国の白酒