毎月11日に何かをする会:第1回「ハタチ基金」に寄付

この記事は約3分で読めます。

ハタチ基金top

【名称】

ハタチ基金(http://www.hatachikikin.com/)

 

【基本理念】

東日本大震災発生時に0歳だった赤ちゃんが20歳になるまで継続的に教育等の支援をして行こう、というプロジェクトです。
子供の成長にあわせてプログラムを用意。現在4つの団体が6つの活動を実施しています。

ハタチには「20歳」「20年」という意味と、「葉たち」という意味があるそうです。木の幹(子どもたち)が育つためには、葉(=太陽の光を養分に変える)の存在が必要不可欠という考えだそうです。

 

【具体的な活動内容】

0歳〜 放射能で外遊びができない福島の子供たちのための屋内公園運営(2ヵ所合計で年15000人以上が利用)
5歳〜 発達障がいを持つ子供たちのケア(年間1331人ほか)
6歳〜 学校外教育バウチャー(利用券)の配布(年176人が利用。高校進学率100%,大学進学率84%)
6歳〜 勉強する場所などを提供するコラボ・スクールを運営(400人が利用)
15歳〜 被災地の課題を解決するリーダーを養成(子供たちがパリや東京でアピールをするサポートなど)

 

【寄付の方法】

都度寄付、継続寄付(1,000円〜50,000円/月)とも可
銀行振込&クレジットカード

 

【寄付収入】

142,239,000円(約1億4200万円) 2012年度
毎月継続的に寄付をする個人会員約900人。

 

【参加団体】

認定特定非営利活動法人 NPOカタリバ
一般社団法人 チャンス・フォー・チルドレン(CFC)
特定非営利活動法人 トイボックス
認定特定非営利活動法人 フローレンス
公益財団法人 日本財団
※主にハタチ基金2012年度活動報告書(全22ページ)を参考に作成

 

【選んだ理由】

1000円という少額で寄付できる場所が案外なかった。
活動が継続されている事がWebを見て分かった。
20年間継続支援するという方向性が、「毎月11日に何かをする会」の趣旨にマッチしていると思った。

 

【今回の感想】

被災地の支援という事で僕はまず最初に、どこにどんな団体があるのか調べるところから始めました。Googleで「被災地 支援」とかで検索してみると、広告も含め色々と出てきます。「こんなキーワードで広告を出すところがあるんだ!」というのが驚きでしたが、今回はそこはパスしていくつかの団体のWebページを見ていきました。

意外な事に1000円という少額の単発の寄付って案外受け付けていないようです。「そんな少額の寄付じゃなくてもっと本気で応援してくれよっ!」って事なのでしょうか? なんとなく不思議でした。

そんな訳でクレジットカードを使って1000円寄付できる、という基準で選んだのが今回のハタチ基金さんです。安直で申し訳ない気もしますが、ふわっとした好意を受け止めてくれる存在って必要な気がします。

この基金は活動報告書が分かりやすくまとまっていて、何をしているのかが一目瞭然です。複数の団体が子供の成長ステージにあわせて得意な支援をしていくという考え方も素敵だなと思いました。そして何より、最初から20年という長期的視野に立って活動を考えている理念が素晴らしいと思いました。

人が労働する期間は40〜50年ぐらい。その半分の期間、この基金に関連する団体の人達は被災地の子供たちと向かい合っていく覚悟があるという事ですよね。それだけの確固たる意思と計画性があれば、何かを産む気がします。

こういう長期的視野に立った支援って、数年単位で人材が移動していく公的機関だと実現しにくいんじゃないかと思いました。

※毎月11日に何かをする会についてはこちらをご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました