建国への道その5:上毛町での出会い

「経済的に安定した独立国家を作る」というのが、自分の中・長期的な目標なのですが、いったい何をやろうとしているのか、どうやって実現しようとしているのか良く分からん、という人も多いと思うので、その辺の事を少しずつ説明していきたいと思います。

その1:原点」、「その2:気付き」、「その3:自給自足との出会い」、「その4:シェアハウスとの出会い」に続く5回目は「上毛町での出会い」です。具体的に行動を起こす下地のようなものが、そろそろ出来始めてきます。

  ※  ※  ※

2013年8月、僕は小学生の娘と共に福岡県上毛町を訪問しました。そこで出会ったのが、西塔さん夫妻です。きっかけは偶然で、ホテルを使わずに誰かの家を泊まり歩く旅行をしようとした際に、友達経由で紹介してもらったのです。その時に感じた事の一部は、colishラボに「“住み開き”で田舎に居ながら全国と交流する家『有田山荘』」として記事にとして公開してあります。

東日本大震災直後、店の棚からどんどん商品が消えていく事に衝撃を受けた夫の大海さん。気仙沼市でのボランティア組織立ち上げなどを経て、地域活性の研究者だった妻のともみさんと2人で棚田が広がる上毛町に移住してきていました。

西塔夫妻は、山間のあまり使われなくなっていた別荘を格安で借りて住んでいました。そして、そこでの生活は実に豊かなものでした。

まず家が広いので客が泊まる事ができます。お陰で西塔家はいつも千客万来です。山で採れた鹿肉や庭先で育てた野菜が「沢山あるから分けてあげるよ」と、近所の人から届きます。もちろんお礼はしますが、お金ではなく別の形でします。だから人間関係が濃密です。地域の人みんなが知り合いみたいなものなので、車ですれ違うとお互いに軽く会釈します。遠くを見渡せば、天気の良い日には瀬戸内海が見えます。

何にもないけど、それが気持ちいい。上毛町はそんな場所でした。ここでは物事がシンプルに動いていました。

実際には、豊かな自然の恵みと、ゆったりとした時間、顔の見える距離の人間関係がその心地よさを生み出していました。田舎はいいなぁと、田舎出身の自分が思いました。

僕が生まれたのは埼玉県加須市という所で、関東平野の真ん中の田んぼばかりの街です。青々と広がる田園風景は美しいけれど、あまりにも変化が無い。自然は豊かだけど単調で飽きてきます。上毛町には山があり、少し行けば海もあり、温泉もありました。これは少し後になってからの事ですが、どうせ建国するなら最低でも山か海がある場所にしようと思うようになりました。

ただ、色々捨てて九州に移住する事は今の自分には難しい。だとしたら上毛町のような場所を東京の近くに作りたいな、という気持ちが自分の中に芽生え始めたのです。

ほかにも上毛町では素敵な人に沢山会ったのですが、今回は割愛。続く。

タイトルとURLをコピーしました