手話パフォーマンスと表現のフロンティア

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今日は知人のあき氏に誘われて、聴覚障害者の情報保障というイベントに参加。主催はSilent Music MG。場所は谷中の工房ムジカ

プレゼンの内容は主に職場などの情報保障(平等に情報を得る権利)とエンタテインメントにおける情報保障(演劇や音楽を一緒に楽しむ)の2つに分かれていて、僕はエンタテインメントの情報保障について興味を持った。

当たり前だけど、耳の聞こえない人が音楽を楽しむのって難しい。ボティソニック(要するに振動)を使えばなんとなくは分かるかもしれないけれど、それでも音のごく一部だ。音に色や形をつけたりする方法もあるけれど、果たしてそれは本当に伝わっているのだろうか。

それに加えて、できれば音だけでなく歌詞も伝えたい。これは歌詞を字幕みたいにコンサート会場などに表示すれば簡単に実現できる、と思ってしまいがちなのだけど、手話で日本語を覚えた人は、文字(漢字やひらがな)が分からない事が多いのだそう。また字幕があると健常者側としては、字幕が気になってしまうという問題が発生する。

そこで手話パフォーマンスというものが登場する。手話を使って音と歌詞を表現する。今回のイベントでは実際にJ-PoPに手話パフォーマンスをつける実演を行っていた。

手話パフォーマンスの様子
手話パフォーマンスの様子

僕は手話は分からないけど、制約が多くて表現としては難しそうだ。同様に演劇なども手話をしながら演技するのは、演出上かなり難しい。

だがここに、表現のフロンティアを開拓する余地があるのではないか?

手話と音楽の一体化、演技との一体化は難しいが不可能とまでは言えないだろう。ラフマニノフを超絶技巧で弾ける人間がいるのだから、手話でうまく音楽やストーリーを表現する事は頑張ればできるに違いない。

あるいは、聴覚障害者がVR/ARゴーグルのようなものを装着して、眼前に字幕や手話を映し出す事なら、すぐにでも実現できそうだ。この方法なら、翻訳さえすれば、外国人も日本語のコンサートを楽しめるはずだ。

宇宙を開拓する事にロマンがあるように、アートやサイエンスやインダストリーの最先端を投入し、ハンディキャップを乗り越える事に、ロマンや醍醐味を感じる事はできると思う。

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