シェアハウスに住んでみたい人の入門書としては、普通によくできているのですが、僕はもうシェアハウスに住んじゃっているので、そこは割愛。
著者の西川敦子さんはダイヤモンドオンラインで連載を持っていて、そちらでもシェアハウスについての記事を書いています。
押し入れ一段分で暮らす若者も… シェアハウスは格差時代の必然なのか
僕にとって新鮮だったのはシェアハウスに似た考えの、さまざまな生活スタイルの紹介。
コレクティブハウス(色んな世代が一緒に住む方法)、
別荘をシェアする方法、
自宅に近所の人を招き入れる「隣人祭り」、
自宅でミニイベントを開催する「住み開き」、などなど。
シェアハウスに住まなくても、楽しい生活って色々できるんだな〜と勉強になりました。
以下補足。
「コレクティブハウス」については、ライフネット生命の出口治明社長に教わりました。
出口さんの記事を読むのが一番分かりやすいです。
「隣人祭り」は、パリで始まったイベントで、地域の人たちがパンとワインを持って食事会を開く、というものだそうです。
アパートで一人暮らしのお年寄りが孤独死をした事がきっかけで始まったとか。
日本だと家が狭くて無理! と思っちゃうかもしれませんが、数人集まる規模なら誰でも開催できるのではないでしょうか?
「住み開き」は、自分が住んでいる場所を一時的なオープンスペースにしてしまおう、という発想。
勉強会や読書会、雑貨の展示販売や、中には高座を開いちゃう人もいるとか。
自分の好きなテーマのイベントを開催すると面白いでしょうね。
自宅=プライベート空間という人が多いと思いますが、昔の日本は決してそんな事はなく、隣の家にあがってお茶したりとか良くあったと思います。
そうする事で楽しく暮らせるのなら、やってみた方がいいんじゃないかなぁと思います。