【そのとき、わたしは「恋」を信じられない】というブログを読んだ話

https://twitter.com/N908Sa
たまたま twitterの画面を見ていたら「おすすめユーザー」のところに元LIGのさえりさんというライターの方のアカウントが表示されて、面白そうな人だったのでフォローしてブログを読んでみようと思った。

最近の一覧を見ると【独立して9ヶ月】2016年を振り返ってみますというエントリがあり、どんな文章を書いてる人なのかザーッとタイトルを眺めて、気になったものを読んでみた。

恋なんていう曖昧なもののせいで選択を変えるなんて、最高じゃん

このエントリは、さえりさんの先輩が書いた旅と恋(この2つは似ている)に関するブログを読んだ時の感想なのだけれど、さえりさんは先輩のブログを読んで涙が出そうになったらしく、僕も同様に涙が出そうになって、とても印象に残った。なぜか2日経ってもブラウザのタブを閉じられないぐらい引っかかっているので、こうして書き留めておこうと思ったのだ。

   ※   ※   ※

さえりさんの先輩(女性)は、「大事な人」が出来た直後、夢だった世界一周の旅に出るんだけど、その人が(恐らく寂しそうに)「1度帰ってきてほしい」と言ったのをキッカケに、躊躇なく旅を中断し日本に戻ってきたのだという。

その時の心境を先輩は、こう書いている。

辛い時に、そばにいない。
そんなシンプルなことが、壊れてしまう、確かな理由になる。
人間は、そんなに強くできてない。

そして日本に戻り「大事な人」と過ごす愛おしい毎日。先輩は、何度も旅をやめてしまおうかと思ったそうな。その後に、先輩はこう綴っている。

それでも、私は旅に出ることを決めた。

「人間は、そんなに強くできてない」と「それでも」の間に、一体何があったのだろうか。その理由について、ブログの中で一応は語られているものの、それほど具体的な描写ではない。その後、先輩は再びこう綴る。

それでも。
彼とさよならをした。

「それでも」という、ある種の凛とした決意を秘めた言葉を敢えて2回使う事の意味。これは、色んな説明をすべて省略して出てきた言葉だ。その心情を、さえりさんは的確に書いている。

自分の欲求に忠実に生きたい、というのが難しいときがある。それは勇気の問題だけではない。欲求はしばしばぶつかり合うからだ。
「好きだけど、別れたい」
「知りたいけど、知りたくない」

さえりさんは、選択は大抵自分の中にある信念に基づいて行われる、とした上で、こう続けるのだ。

そのとき、わたしは「恋」を信じられない。

恋なんていう、その日によって変わってしまう可能性がある曖昧なものよりも、自分の中にある信念の方を選んでしまうのだという。

でも僕は、そういう事ってあってもいいし、それは恋に限らないと思うのだ。

夢や理想や義理や人情だって、その時々で変わってしまうフワフワとしたものだと思うのです。なんなら科学の理論だって、コペルニクス的展開というように、時には変わってしまう事だってあるのだ。一貫性はあるに越した事はないけれど、人の気持が変わって何の罪があるだろう?

それよりは、夢だった世界一周を中断したり、「大事な人」の側に居たいのに再び旅に出てしまうような矛盾を、僕は支持したいと思うのです。間違っていたと気づいた時に「ごめん」といえる勇気と素直さと潔さを支持したいと思うのです。

世の中に終始一貫して変わらないものなど、どれぐらいあるのだろうか? 世の中自体が変わっていくというのに。

最後にさえりさんは、ブログのタイトルと同じ言葉を記している。

恋なんていう曖昧なもののせいで、自分の選択を変えるなんて最高じゃん

この書き方が最高に格好よく、やっぱりプロは違うなぁとため息混じりに思ったのでした。なんかまとまらないけど、この辺で。

先輩のブログ:おかえりなさい旅の時間。結局、また行ってきます

2016年11月の一番やばかった出来事

先月から復活したこの企画。
僕の場合、書いてまとめるのに4時間ぐらいはかかるのですが、やると人生が引き締まりますので、誰か一緒にやってくれる人を募集しています。ちなみに、元々は坂爪圭吾さんがやりだした企画で、今も(勝手に)続けているのは僕1人だと思う。

★ルール★

1:できるだけ全部の日の出来事を思い出す

2:でも思い出せなかったらしょうがない

3:その中で、一番やばかった日を決める

4:来月の野望を無計画に表明する

裏山ダムの雲海

という訳で、2016年11月の出来事

11/1(火) 板橋の僕と餃子の金曜日へ。この日は両手に華で幸せ
11/2(水) 僕の周りだけネット婚活ブームが来た
11/3(木) 祝日だった事に気がついた
11/4(金) 沖縄の古道「ヒジガービラ」を歩いてたら瑞泉の酒蔵に出会った
11/5(土) シメの山羊汁がうまかった
11/6(日) 11月なのに海に入って沖縄の踊りを見て、民謡居酒屋に行った。端的に言って全部良かった
11/7(月) とまこさんの「離婚してインド」を読んだ。良い本だった
11/8(火) 久しぶりに護国寺で仕事
11/9(水) 新小岩の自遊空間の33番ブースにiPhoneのケーブルを忘れてた
11/10(木) イケメンと写真撮ってた
11/11(金) シティファームDIY雑色の壁を作っていた
11/12(土) 秩父城でおでん食べておしるこ作って飲んで寝た
11/13(日) 朝は雲海。夜は、みんなで月見。ユカイ
11/14(月) 麻布十番でタマキさんのピザを食べた。新店はいつオープンなのかな?
11/15(火) 中野小屋で平日飲み会。これ以降、平日飲み会をすると終電で帰れないというジンクス発生
11/16(水) 来年、セトマー王国に行く事を決意
11/17(木) 池袋にあったセミシングルのベッドを粗大ゴミに出した。部屋が少し広くなった
11/18(金) 新小岩のカフェを新規開拓。ヘルシー。夜は秩父城に来たお客さんにメッチャ酒をおごってもらう
11/19(土) 卜沢さんたちが主催のSEX and the LIVE!!キックオフイベントに参加。マナダムとも初めて会う。二次会で聞いた駄目な夫を愛する人妻の話が良かったので、もっと聞きたかった
11/20(日) 雑色でりょうちんのお別れ会をした
11/21(月) 鎌倉ちょい呑みフェスに参加。なんだか盛り上がって、隣の席にいたカップルと写真撮ってるんだけど、なぜ盛り上がったのか全く思い出せない
11/22(火) 夢グループの仕事で「夢コンサート」を見る。歌はいいよね、やっぱり
11/23(水) 吉祥寺のハモニカ横丁で飲んで、中野小屋で飲んだ。そしてヒラりんとの出会いを詞にしてみた
11/24(木) 雑色にインド神さんが引っ越してきた。なおかつ山田優子ちゃんの誕生日だったけど、本人が帰って来ない不思議な誕生会をした
11/25(金) ころとろがゲストの二丁目ごはんBARが神回。りべるたんでの3次会も深くて幸せ
11/26(土) 麻布で秩父事件を扱った演劇を観て、新宿のバガボンドで飲んだ
11/27(日) 人工知能の勉強会に行った。うんちマンは日本発のグローバルコンテンツだと思った
11/28(月) Yahooが無料開放しているコワーキングスペースLODGEに行った話をfbに書いたら、なぜか140いいねついて、嬉しいんだけど謎
11/29(火) 鎌倉のたけのこ庵でムビラのライブを聴いた。雑念減らそう。そして平田さんは来たけど、ヒラりんは来なかった
11/30(水) この日も中野小屋だった。そして千住くんの秘密を知ってしまう。この日のヒラりんは、少し変だった

そして2016年11月の一番やばかった出来事は、11/6の「11月なのに海に入って沖縄の踊りを見て、民謡居酒屋に行った。端的に言って全部良かった」です。

沖縄の民謡居酒屋

3月いっぱいでテレビのレギュラーの仕事を辞めて以降、自分の中で何かが変わってきているのを薄々と感じていました。分かりやすく言えば、インタビューで人を会う機会が減ったので、その代わりに誰かと酒を飲む日が増えたり、刺激を求めて映画を観たりイベントに行ったりする回数が増えたと思います。

でも、その気になれば時間は作れるのに、何だかモヤモヤするばかりで、物事があまり前に進まずにイライラする感じが強まっていました(そして似たような事を時々言っている気もする)。「あれ、オレってこんなダメな奴だったっけ?」と自問自答してみても、特に答えが出るはずもなく。

そんな中、思い切って行ってみたのが沖縄旅行でした。

中学生の時に家族旅行で行った事はあるけれど、テレビの取材で全都道府県の中で唯一仕事で行った事がないのが沖縄県。それがちょっと悔しかったのと、あと沖縄音楽は割と好きだったので、一度現地の空気感で聴いてみたかったのです。

例によって知人を頼って(ありがとうございます)、1泊1300円の格安ゲストハウスに泊まってガイドブックに載っていない旅を満喫してきました。沖縄の古道や首里城も良かったし、泡盛は好きじゃなかったんだけど40度以上のものなら大丈夫と分かったし、平和祈念公園も色々考えたし、あ、ひめゆりの塔だけ行っておけば良かったかな?

11月に沖縄の海に入る

でも、何といっても海に癒やされた! まさか11月に海に入れるなんて! 遠浅で魚が一杯いて、ほとんど人がいなくて、何も無くて。ちょっとした秘境スポットでした。

それから、今回の旅は時間が結構あったので、色々な話が出来たのも良かった。お酒飲んでする話もいいんだけど、シラフで延々と話が出来るのも旅先ならではなのかなと。

沖縄に行ったお陰で気分転換になったし、話をして自分の現状把握が出来たので、東京に帰ってきてから色々と物事が動き出しました。

ずっと住んでるとまた違うみたいだけど、旅行で行く分には沖縄は良い所なので、現地での移動手段さえ確保できれば、また行きたい!

さて、12月の目標は「料理をする」です。最近全然やってないからな〜。頑張ろうっと!

2016年10月の一番やばかった出来事

久々に今月の振り返りを。なんと最後に書いたのは2015年4月なので1年半も書いていなかった!

この行事をするのとしないのとでは、日々の充実度が違う気がするんですよね。

こうして振り返ってみると、毎日遊んでばかりだ(笑) もっと仕事せねば。

★ルール★
1:できるだけ全部の日の出来事を思い出す
2:でも思い出せなかったらしょうがない
3:その中で、一番やばかった日を決める
4:来月の野望を無計画に表明する

という訳で、2016年10月の出来事

マック赤坂と

10/1(土) 池袋でマック赤坂と酒を飲んだ
10/2(日) MeetTheWorld池袋に食料庫を作った
10/3(月) マナダムの記事を読んでズギューンとなった
10/4(火) イスラエル人にヘブライ語を教えてもらった
10/5(水) 自分が管理してるサーバがアクセス集中で落ちる。ちょっと嬉しい
10/6(木) シティファームDIY雑色を大掃除
10/7(金) 渋谷で朝活したら爆弾騒ぎが発生。馴れない事は、するもんじゃない
10/8(土) 印口さん、美緒ちゃんが秩父城に来てみんなで鍋。もうそんな季節
10/9(日) 「あの花」にも出てくる秩父の龍勢祭りを観る。なかなか素朴で楽しい
10/10(月) シン・ゴジラを観る(5回目)。ほぼ全ての上映方式を網羅
10/11(火) 突発的にチリ人カップルとチリワインを飲む会。及川夫妻も急遽参戦してくれた
10/12(水) 横浜で、すげーパワフルな女社長に会った
10/13(木) 記憶にも記録にもないので、普通に仕事してたはず
10/14(金) 秩父で若者と色々話す
10/15(土) 群馬県藤岡市鬼石地区が舞台の「魔法使いの弟子」という自主映画を観る。メッチャ良かった。いつか映画撮りたい
10/16(日) 秩父の事を卒論に書いた前川さんにインタビュー。その後「例のプール」に行って泳いで腹を壊した
10/17(月) スロバキア人と出会う
10/18(火) 生まれて初めて蒲田温泉に行く
10/19(水) ダイエット仲間を募集した
10/20(木) シティファームDIY雑色に新メンバー加入が決定
10/21(金) 浅草でパーリー建築のオープニングパーティーに行ってパーリーピーポーに出会う。あとハンドパンという楽器が面白かった
10/22(土) 秩父市東町の妙見講に参加。直会の席で25年ぶりぐらいにペタンクに誘われる
10/23(日) 朝、雲海を見に行ったら、偶然タナケンに遭遇。雲海をバックに撮ってもらった写真が意外と格好よく気に入ったのでfbのカバー写真
10/24(月) アザブノイス(ギルドハウス東京)が移転するというので、ちょっと早いお別れ会へ。まさかLOOFもノイスも無くなるとは。ちょっと困る
10/25(火) 金庫を壊してもらった
10/26(水) 秩父城の大家さんと雲海鑑賞にチャレンジ。いま1つだったけど、大家さんが楽しんでくれて良かった
10/27(木) ダイエット部活中なれど、タンメン大盛りを注文
10/28(金) 二丁目ごはんBAR Vol.12は仲良しの池下&中根夫妻。某エロ漫画家さんが厳しい質問を連発してた
10/29(土) MeetTheWorld池袋の風呂の電気を交換してもらった
10/30(日) 娘と同級生達とにこにこパークで遊ぶ。秩父のまんまる祭りに行けなかったのが、ちょっと残念
10/31(月) ハロウィンには行かなかった

そして2016年10月の一番やばかった出来事は、10/15の「魔法使いの弟子」という自主映画を観た、です。

魔法使いの弟子:監督と主演女優

監督はNHK国際放送のラジオが本業で、映像の人ではなくて。そのせいで撮影とかかなり拙い部分もあるのだけど、何よりシナリオが丁寧で。主演の鬼石在住の役者さんがとても良くて。

娘が父親に怒られるシーンとかでは、映画の中でも泣くシーンなんだけど、娘役の役者さんが本当に泣いちゃったらしくて、そこまでみんな頑張って作っていて。手作りの暖かい感じがとても良くて、映画として最高に素敵でした。

11月の目標は「たまってる課題を片付けるぞ〜!」です。今年もあと2ヵ月。やり残しの無いように!!

ちちぶ銘仙館に行った

ちちぶ銘仙館:外観
今日は畑を耕そうと思ってたけど雨だったので、ちちぶ銘仙館に行ってきました。
銘仙というのはザックリいうと絹織物の事です。たまに着物きたりするので、前から気になっていた施設です。

ちちぶ銘仙館
ここは昔の機械などが残っているだけじゃなくて、実際に体験したり、技術の伝承などを行っています。

ちちぶ銘仙館
僕の実家は小さな縫製工場を経営していて、子供の頃は糸や布やミシンの間で遊んでいたので、なんだか懐かしい感じです。機械油のにおいをかぐとホッとします。

ちちぶ銘仙館
次回は見学だけじゃなくて、何か作ってみたいなぁ。

病院には色が無い

内視鏡検査の待ち時間に、待合室の向かいに居たお婆さんが話しかけてきた。

今、毎日4本点滴をうたなくてはいけなくて、それだけで一日が終わってしまうのだそうだ。点滴の管が刺さっている以外は見たところは元気そうな話好きのお婆さん。数日前に腸から出血があり入院したのだという。点滴をしている間は大人しくしているしかない。歩けるのはせいぜい病院の廊下程度だ。

少し汚れたその廊下を歩くと、暖簾の隙間から病室の中が見える。ベッドには、まだ元気そうな人もいれば、横たわったまま微動だにしない人もいる。なぜか日本の病室は、相部屋が標準だ。

外とは全く違う時間が流れている室内で、気になったのは「色」がない事。みんな水色の、恐らくはレンタルのいわゆる病院服を着ている。そこには外見で個性を主張できるものはない。もっといえば、床も壁もカーテンもシーツも、あまりにも淡泊な色をしていて、塩気の効いていない料理のようだ。

ああ、ここが色にあふれていたら、どんなにか人々が元気になるだろう?

きっとどこかにそんな病院はあるのだろうけど、少なくとも僕の目の前では、彩度の低い空間に、人が横たわっていた。