#ヒッチハウス Project 28日目:電球男とベランダと

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ヒッチハウスをしてていつも思うのは、

 たまには女の子の家に泊まってドキドキしてみたいわ〜

という事ですが、今回(5/17)は、とある独身女性の方が宿主になって下さいました。

しかし、いざ実現するとなると、何となく戸惑いもあったりして。

ヒッチハウスはルールとして「異性の家に泊まっても男女の関係を持たない」と決めてあるのですが、何せ独身女性の家に1人で行くのなんて十何年ぶりです(結婚してたので)。

「パジャマ姿見てムラムラきちゃったらどうしよう」とか「向こうから襲ってきたらどうしよう」とかとか色々考える訳です。なんか子供の発言みたいですが、久しぶりとはそういうもの。

宿主さんは彼氏がいる人なんですが、

 彼氏が出張で家に居ないので、その日だったら泊まっていいよ

という連絡が来たのでお邪魔させていただく事になりました。なんか間男そのものみたいですが、大丈夫なんでしょうか?

  ※   ※   ※

夜の10時半に丸ノ内線の某駅で待ち合わせして、宿主さんの家に徒歩で向かいます。同業の人なので、仕事している時の顔も知っていますが、それとは違ったさっぱりした表情で、ちょっと「素」が出ている感じが月夜に少し艶かしいです。

家に上がってまず最初にやったのが玄関の電球の交換です。それが宿主さんから出た、ヒッチハウスさせてもらう条件だったので。

 そんなの彼氏にやってもらえばいいだろ〜!

とは思いましたが、こっちも電球男っぷりには自信があります。ササッと交換を終わらせました。

「電球男」とは何かと申しますと、「天井に手が届かないので電球が交換できないの〜!」と女性の家に呼ばれて、本当に電球だけ交換して帰ってきちゃうような無害だけどつまらない男の事です。僕は何回かやった事あります(笑)

女の人にとって男を家に上げるのは、よっぽど仲が良いか、誘っているのか、とってもオープンな人かのどれかだと思うんですが、そのどれでも無いのが電球男です。

余談はさておき「今日はトコトン飲むぞ〜!」という気分だったので、早速持ってきたワインを開けます。

ワイン1本目:ブルゴーニュ・ピノノワール・ラヴィニェ
1本目はブルゴーニュ・ピノノワール・ラヴィニェ。ちょっと若い。瓶ごとグルグル回したらまずまずの味になった。

ワイン2本目:SPELL BOUND
宿主さん提供の2本目はSPELL BOUND。オススメというだけあって深みがあって美味しい。

ワインを飲みながら何をしていたかといえば、2人でコタツに入ってチーズと生ハムとカシューナッツをつまみに、テレビを観ながらアレコレと雑談。例えば宿主さんの以前の仕事の話とか。年齢も近いので同世代トークとか。僕は家ではテレビを観ない派なので、偉いな〜とか思いつつ。とにかく飲みます。

ワイン3本目:コノスル・オーガニック・カベルネ/カルメネール
そして3本目は、コノスル・オーガニック・カベルネ/カルメネール。なんかあっさりした味。もはやこの辺になってくると、味なんてほとんど覚えてません。が、もうちょっと渋みの強いワインを買っていくべきだったなぁと。ワインの味って、話に影響ありますね。

  ※   ※   ※

夜の2時ぐらいになって、そろそろ寝ようという話に。ヒッチハウスしてると平均4〜5時間飲んでますが、この日はガンガン飲んでたので、さすがに起きていられません。

僕の寝る場所には3つの選択肢がありました。

1:ベッド
2:キッチン
3:ベランダ

宿主さんからは「(事情があって)いつもコタツで寝ているので、ベッドを使ってもいいよ〜」と言われたのですが、僕の選択は3。当初「ベランダだったら泊まらせてあげる〜」という話だったのと、ベランダに泊まった方が「有り得ない感」があって楽しそうだなと。で、撮ってもらった写真がこれ。

ヒッチハウスで初のベランダ泊
まだちょっと寒いので、毛布1枚借りて寝袋の中に入れて寝たら、案外大丈夫でした。以前、ナインステージのルーフバルコニーで野宿した時と違う感じで、手すりの壁?の部分が風よけと目隠し代わりになってくれて、なかなか快適です。どのみち寝るのにこれ以上のスペースは必要ないので、これで十分です。

そんな訳で、ベランダとコタツで、それぞれがそれぞれなりに深い眠りにつきました。

  ※   ※   ※

翌朝。朝日と共に目覚めるわけもなく、ダラダラ起きて、また2人でテレビを観ます。王様のブランチを観てたら、昔、自分の会社で作っていた番組に出ていた女の子がレポーターとして出演してて、「ちゃんとプロになったのか〜」と感慨もひとしお。

家でまったりテレビを観るとかって、僕は紅白歌合戦を観る時ぐらいしかしていなくて、でもそれって年に1回。今は家にいてもみんなスマホとかPCで遊んじゃうから、まったりテレビを観る機会がないんだなと思います。そして、そのマッタリ気持ちいい空気感が、とっても懐かしい感じでなんだか昭和(笑) 普段は忙しくてなかなかできないけれど。

朝食のパッタイ
朝食は宿主さん提供のパッタイ。チャチャっと作ってくれたのに、うまい。食事の後片付けもしない、ホントにダラダラ素敵な一泊でした。

でも、何で彼氏さんがいる時に呼ばなかったのか、の謎は解けず。それだけが心残りだな〜と思いつつ、本棚のマンガを借りて、僕はタイフェスに向かいました。まぁ彼氏さんも許可済みだという事なので、深く考えない事にします。

 
 
—ヒッチハウスProjectスローガン—

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現在5/30(金)の宿泊先が決まっておりません(^^; どなたか宿主になっていただけませんか?
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