#ヒッチハウス Project33日目 : 昭和と実家とスキヤキと

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3月5日の夜、Webの仕事を終え、拝島にある美緒ちゃんの家に向かった。元々は知り合いの知り合い、という関係だったけど、いつの間にか新小岩のシェアハウスの住人になって、しばらく一緒に住んでいた。

膝ががん(のようなもの)になり、手術して足を切って退院したばかりで実家で暇している。もう少しすると義足を作る施設に入院する、というので、ここぞとばかりに泊めてもらいに行った。ちなみに切断した足は5kgもあって、その分、体重が軽くなったそうだ。

拝島駅

ヒッチハウスで女性の家に泊まりに行くのは2回目で、ちゃんと調べてないけど、実家に泊まりに行くのは初めてかもしれない。一人暮らしの家よりは実家の方が歴史があって面白そうだし、ご両親に会う楽しみもある。

美緒ちゃんのお父さんは引っ越しの時に少し会った事があるけど、お母さんは初めてだ。そもそも、用も無いのに男友達が家に泊まりにくるとか、ご両親はどう思っているのだろう? まあ美緒ちゃんはバーニングマンが大好き、という一風変わった人だから、ご両親もそんなに驚かないのかもしれないけれど。

昭和のご馳走、スキヤキ

そんな訳で拝島駅を出てすぐの所にある美緒ちゃんの実家にお邪魔した。ごく普通のちょっと古い一軒家。3歳ぐらいの時から、美緒ちゃんはここで育ったのだそうだ。実質、生まれた家も同然である。

少し遅い時間だったので、着いて早々に夜ご飯をいただく。なんとスキヤキだ。ス・キ・ヤ・キ!

昭和の時代、家で食べるご馳走といえばスキヤキだった。厚めの鉄で出来たスキヤキ鍋がどこの家にもあった。みんなで鍋を囲みうまい肉を食べる、一家団欒の象徴がスキヤキだった、と思う。

ところで美緒ちゃんの両親は特に変な顔をするでもなく、スキヤキを食べビールを飲みながら世間話に花が咲いた。まるで親戚の家にでも遊びに行ったかのような心地よさ。みんなそんなに肉を食べないので、僕が半分以上食べてしまったような気がする。こういう時は遠慮しないで食べるに限るのだ。残しちゃうとおいしくなくなるしね。

僕は知らない人と話をするのが好きだ。美緒ちゃんのご両親というのは、知り合いの知り合いになる訳だけど、要するに他人だ。そして他人とゆっくり話をする機会というのは案外少ない。あったとしても当たり障りのない話をする人が多くて、実に勿体無いと思う。

知らない人と話をするというのは、少し前に話題になったセレンディピティという奴だと思う。偶然が作り出す面白さ。twitterやfbを見ていたら、全然知らない人の面白い投稿が流れてきて、ふと過去の投稿を見てみたらついつい遡ってどんどんしまう、みたいな喜び。そういうものを感じた瞬間に、僕は生きてて良かったなぁと感じる。

スキヤキを満喫した後は、コタツに入ってダラダラとテレビを観ながら雑談など。自宅にいると、ついついパソコンを出して仕事始めちゃったりするし、僕は普段テレビを観ない(観るとどうしても仕事モードになってしまう)ので、こういうダラダラとした時間は本当に貴重。そんな訳で、心ゆくまで雑談して、最後は2人でコタツで寝落ちした。満足満足。

ご両親の話はもっと書きたかったけど、書く時間がないのでここまで。

 
ヒッチハウスProjectスローガン
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