#ヒッチハウス Project32日目 : 4年ぶりに再びヒッチハウスがつなぐ夜

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2月28日の夜、目白駅で待ち合わせして4年ぶりに栗原さんの家にお邪魔した。いつの間にか目白駅の前には、きれいな商業ビルが建っていた。

新しくできた目白駅前のビル

前に会ったのは2014年の3月で、その時も約7年ぶりにヒッチハウスで泊まりにいっていた。前回はしばらく会わない間に結婚していて驚いたが、今回彼はパパになっていた。

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「嫁さんも色々と内田さんに聞きたい事があるみたいなんですよ」という事で、どんな話だろうと思ったら、前回した恋バナの続きが聞きたいという事だった。いやもうそんなの、こっちはすっかり忘れていましたよ(笑)

僕は昔の恋愛を「無かった事」にはしない派なので、すぐに思い出してその後の経緯を繭子さんとの結婚に至るまでだいたい全部話したのだけど、自分で話していてなぜ自分の人生がそういう方向に動いたのかよく分からず不思議な感じだった。1つ1つは確かに自分の確固たる意思で選んでいるのに、まるで脈絡のない物語が進んでいるような感じだった。

逆にいえば、一生懸命なんだけど行き当たりばったりに生きていて、なんだか同じところをグルグル回っているような気がした。良い人生か悪い人生かという比較ではなく、自分らしい人生か、らしくない人生かで言えば、間違いなく自分らしい人生なのだけど。

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刺し身

栗原さんは釣りの趣味が深まって、自分で釣った魚をさばいで刺し身にして出してくれた。釣りたてではなく何日かおいた方が刺し身はうまくなるそうで、熟成肉みたいだと思った。酒は相変わらず好きだった。

久し振りに人と会うと、話すことがなくてツマラナイという事があるけど、この夜はいくら時間があっても足りない感じがした。こういうのを気が合うというのだろう。知り合ってから、もう20年以上。会う回数はそんなに多くないけど、ゆったりとした何かが2人の間を流れているような気がして、人生が豊かになったように感じた。次に会うのがもう楽しみだ。

 
ヒッチハウスProjectスローガン
世界を見よう
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