今日、青森の人気カフェが将来を悲観して閉店するという事が話題になっていました。
自分が勤務していた会社の倒産と、自分が起業した会社の倒産の両方を経験した人間としては「もし会社をたたむなら今ぐらいがちょうど良いな」と感じています。
だって消費税が10%になって以降ずっと景気は下り坂でしたよね? 人口だって、どんどん減っています。これから上向く可能性、当面はあるはず無いですよね?
僕は常々【死人さえ出なければ、どんなブラック企業でも、つぶれちゃう会社よりは100倍マシ】と主張しているんですが、社長がどんなに社員のためを思って頑張っても、最終的につぶれちゃったら何の意味もないんですよね。
それに限界ギリギリまで頑張ってからギブアップすると、関係者みんなに迷惑がかかるんですよね。お金も時間も使い切っているから。
だから、もし先行きに自信がないようであれば、従業員50人以下なら早目に一旦やめちゃって(あるいは可能な限り縮小して)、機を見て再開するのが良いと思うんですよね。
新型コロナウイルスのせいだと思うから悩むんであって、例えば、東京大空襲がやってきたと考えて、今まさに上から爆弾がどんどん落ちてきていると思えば、どんな仕事もやめられます。
従業員が露頭に迷うじゃないか、と思うかもしれませんが、大抵の人間はイザとなれば自分の事ぐらいは自分でなんとかします。大丈夫です。
僕自身は社員は全員やめてもらったし、採算に乗せるのに時間がかかりそうな案件は全部やめたし、車はもちろん、タバコも酒もやめてるし、家は自分が運営するシェアハウスの4畳半にパートナーと2人で住んでいるしで、もうこれ以上、縮小しようのないサイズで生きています。間一髪で、今回の天災に間に合ったので、こうしてブログが書けています。
もし会社や店をやめたら住む所に困ってしまう、というのであれば、僕の別府の別荘(というか空き家)を1年間、家賃無料で貸します。家財道具も一式置いてあります。大丈夫です。無料の温泉につかって、再建プランをゆっくり練って下さい。 →連絡先 Twitter @sidodtv
会社やお店は、何回でも新しく作る事ができます。迷っている人は、(一旦)やめてしまいましょう。
そして、100年以上の歴史ある老舗など、どうしてもやめられない理由がある、もしくは、家族経営など、既に最小限でやっている場合、火事場の馬鹿力を出して頑張りましょう。人間は、非常時になると普段の何倍かの力が出るように出来ています。やっていきましょう!
追記:
「将来を悲観的にみて閉店するという話というより、後ろ向きな環境下での現実的かつ前向きな選択」だというコメントをいただきました。確かにそっちの方が良い表現だと思います。
https://www.facebook.com/tsutomu.uchida/posts/10222682391629234