「持たない」ビジネス儲けのカラクリ/金子哲雄

この記事は約1分で読めます。

10月2日に亡くなった流通ジャーナリスト金子哲雄さんの最新刊にして遺作。

最近の製造小売業やEMSなどを分かりやすく取り上げた本です。ちょっとデータが少ないか。

死の1ヵ月前(9月10日発売)にこれほどクオリティの本を出版する事自体が大変驚きです。

一般の人向けに分かりやすく書いてある本なので、驚きの新事実とかは特にないのですが、へぇと思ったのが、なんでもアウトソースできてしまう現在、企業はそれで困らないかもしれないけれど、個人としてビジネスパーソンとして、どうしていけば良いのか? というテーマ。

人間Google化を目指せ、というのが著者の最終的な主張でした。「とりあえず金子に聞いておくか」というポジションを目指せ、と。今後必要なのは営業力。そうなった時、人間関係における情報のポータルやHUBの位置を確保すれば、くいっぱぐれないという事です。

僕は金子さんと直接仕事をした事はないのですが、確かにご自身はそのポジションを意識して獲得していたと思います。

また本人の主張通り賃貸住宅に住むなど、言行一致の人でもあったようです。

ご冥福をお祈りします。

タイトルとURLをコピーしました