#シンゴジラ を上映方式を変えながら5回観た結論と、なぜ映画館で映画を観るのかについての現代的考察

シン・ゴジラ @ TOHOシネマズ六本木
シンゴジラ 5回目を通常版で観ました。かなり前の方の席で観ましたが、うーん、迫力がない(苦笑)

今まで観た順に上映方式を並べると、

1回目 MX4D(椅子が動く奴)
2回目 爆音(立川シネマシティ)
3回目 IMAX(巨大スクリーン)
4回目 LIVE ZOUND(川崎・チネチッタ独自の爆音)
5回目 通常版

となります。映像のプロの端くれとして、同じ映画で上映方式の比較をしたかったので、4DX(これも椅子が動く奴)以外のほとんどのバージョンを観たと思います。

結論からいくと、

No.1 MX4D(椅子が動くやつ)
No.2 IMAX(巨大スクリーン)
No.3 LIVE ZOUND(チネチッタ独自の爆音)
No.4 爆音(立川シネマシティ)
No.5 通常版

という順番に満足度が高かったです。

なんだかんだいって、椅子が動くことの迫力に他の方式は勝てません。特にゴジラみたいな破壊・戦闘系の映画において、その威力は半端ない。一番相性の良いジャンルではないでしょうか? また、画面を凝視する事が難しいので、CGや合成のアラなどが目立たなくなります。これも椅子が動くメリットといってよいでしょう。

ただし、今回のMX4Dは水しぶきとか背中叩きとか、やや演出過剰な感じがします。過ぎたるは及ばざるが如し、ということわざがあるように、4DX版を観ていたら、そっちが最高だった可能性があります。

IMAXは画質も良いですが、音の迫力も一級品。まさに正常進化した映画上映方式という感じ。椅子が動く系は、椅子の動きまで監督が考えて映画を作っている訳じゃないので、やや「後出しジャンケン」感がありますが、こちらは真っ向勝負。素晴らしいの一言。できれば世の映画館が全部IMAXになってくれないかな〜という印象。

LIVE ZOUNDは通常料金で爆音なので、コスパは最高です。爆音は立川のシネマシティが元祖だと思うのですが、後発の方が音が良いのはある意味当然。ライバル登場で元祖には更なる頑張りを期待したいところです。

残る通常版のメリットは、正直あまりありません。同じ2時間を使うなら、少々高かったり劇場が遠かったりしても、スペシャル上映版を選んだ方がいいなぁ、というのか僕の結論です。個人的にはチネチッタに行く回数が増えそうです。まぁ大都市じゃないと、そもそも通常版以外の選択肢ってあまりないですが。。。

 ※  ※  ※

この夏はシン・ゴジラを5回、君の名は。を3回と、1つの映画を映画館で何度も観たのですが、何でそうなったのかというと、やはり「没入感」だと思います。今の時代、誰かとご飯を食べても酒を飲んでも遊園地に行っても海に行っても、すぐに携帯が割って入ってきて落ち着きません。

一方、映画館ならそんな心配は無用。誰かと観に行っても思いっきりコンテンツに没入できます。これは忙しい現代社会の中では貴重な時間なのではないかと思います。ある意味、温泉に入ってノンビリしているのと同じようなユッタリとした時間です。これを没入する事による非日常性とでも呼びましょうか。これが1800円で手に入るのなら、まぁ安いのではないでしょうか。僕はシェアハウスに住んでいるので、普通の人よりも没入している時間が貴重なのかもしれませんが。

そんな訳で、携帯が通じない没入できる遊びがこれからもっと注目されるような気がします。逆にいえば、携帯さえ取り上げてしまえば、それだけで十分非日常的な感覚を味わえるんだけど、取り上げちゃうと拡散が難しくなるから集客に困るという矛盾を超える何かが求められているのかもしれません。