2025年11月8日に開催されたAIクリエイターズマーケットに画像認識型全自動小説執筆機械 龍書之士弐(Dragon Writer2)をサークル名「他人ハウス」で出展してきました。

会場の様子
会場はベルサール秋葉原。そうです、中央通りの黒くてデカいビルです!

我々の会場は2階、ドーンとした広さ! そしてきれい! こんな場所で僕なんかがブースを出していいのでしょうか??

AIでコントロールするラジコンカーのサーキットなんかもあります。



とりあえず設営完了。なんかオッサンが立っていてもパッとしません。次回からは美少女コスプレイヤーさんでも呼びたい感じです。技研AIマーケット2でご一緒した人も結構いらっしゃって、アウェイ感が少なくてホッとしました。
バージョン2の改善点
ほとんどの方はご存知ないと思いますので簡単に説明しますと、Dragon Writerというのは、お客さんがドラゴンがもっている珠(ピカピカ光ってる)を覗き込むと、ドラゴンが情報を読み取り、お客さんが主人公のファンタジー小説を自動で生成してくれる、というサービスです。
実際には、ドラゴンの所と離れた所に小型カメラが仕込んであって、顔のアップと全身を撮影し、AIが表情や服装を読み取り、その情報を元に小説と扉絵を生成し、モバイルプリンタでその場で印刷する、という仕組みになっています。お客さんがつけているメガネ、髪型、服の色など小説に反映されているので読むと面白いです。
詳細なアーキテクチャと前回の様子はこちらのブログにまとまっています。

さて、今回の目玉は前作に比べて動作速度が2倍になった事です。
これをどのように実現したのかというと、
- 小説の作成にOpenAIのGPT-4oを呼んでいたのをCerebrasのAPI経由でgpt-oss-120bを呼ぶようにした
- 挿絵の作成にOpenAIのDALL-Eを呼んでいたのをGemini Imagen4 fastを呼ぶようにした
の2つです。要は単に速いAPIを呼ぶように変更しただけで、アルゴリズム的なものは何も変更していません。
いや、本当は画像生成のアルゴリズムをNanoBananaにしたりして頑張りたかったのですが、いいアイデアが思いつかなかったんです。。。
このうち、Cerebrasはあまり聞いた事が無い人も多いと思うので、ちょっとだけ解説します。

Cerebrasが作っているのはウエハスケール・サイズという巨大なチップです。左の茶色いのがCerebrasで右の黒いのがNVIDIAです。今まで巨大といわれていたNVIDIAのチップがまるでオモチャのようです。
細かい仕組みはこちらの記事を読んでいただきたいのですが、この巨大なチップでNVIDIAの10倍以上の爆速を実現しています。
ちなみに、今なら1M Token/dayの無料枠があるので、みんな使いましょう! ユーザー体験がメチャ上がりします。
あと、前回はCursor+Claude Sonnet4でバイブコーディングしたのですが、今回は Claude Code + Sonnet4.5で実装計画とコーディングを、Codex Cliと GPT5-codexでリファクタリングを行いました。
これまでは延々とガチャを引き続けるような感じでしたが、Claude CodeとCodex Cliとを行き来しながら実装計画の段階から問題点を探す事により開発速度が大幅にUPし、だいぶ楽に開発できるようになりました。今回はちょっとしたAPIの変更だけなので、まさに一瞬でした。
今回のまとめと次の展望
ちなみにもう1つ、地下フロアがあって、そちらでは講演会やAIアートグランプリの表彰式など(AI FESTIVAL2025)も行われていましたが、僕はブース出展してたので全く見られませんでした。。。
今回は51人の方にDragon Writer2を体験していただきました。中にはそうとは知らずに随分有名な方や審査員の方なども来ていただいていたようです。
こういう出会いもイベント出展の良さかなと思います。
ドラゴンの珠を覗くという謎のUIで紙を出力するという仕組みは、個人的にとても気に入っていて良いアイデアだと思うのですが、出力媒体が紙なので、その辺に限界も感じています。
次は小説ではなく漫画を自動生成するとか、Webサービスにするとか、まったく新しいロボット的なものを作るのか考え中です。
頑張って構想を練りますので、次回も出展させてもらえるといいな〜。
あとうちのイベントで展示して欲しいとかのお誘いもお待ちしています。
子供用に絵本を作ったりとかもできますよ!

