クリスマスイブに、お別れしてきた

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知らない人もいるかと思いますが、僕は独立国家を作るというプロジェクトを10年以上前から少しずつ進めていて、去年の春からは友人のツテで埼玉県秩父市に畑を借りる事ができ、実際に自給自足をベースにした国を作る実験をしています。秩父で始めたので秩父王国と名付けました。

建国見学会:集合写真
(2015年5月の建国初期の頃の写真)

その畑は、秩父鉄道武州中川駅から徒歩7分ぐらいの所にあって、大きさは50m x 25mぐらい。1年目は1/4ぐらい、2年目の今年は半分ぐらいの土地を使って、トマトや人参やパクチーや枝豆やスイカやトウモロコシやイチゴやキュウリやピーマンやジャガイモやカボチャや春菊やシシトウなどを育ててきました。今まで、のべ150人ぐらいがこの畑に来て作業を手伝ってくれました。

ただ、今年はあまり手入れが出来なかったし、来年も同じ事になりそうな気配があります。耕作放棄地だったら、それでも多少は許されるかもしれませんが、ちゃんと使える畑を放置しては、あまりにも申し訳ない。そこでお借りしている畑を、一旦返却する事にしました。分かりやすくいうならば、一時撤退というところでしょうか。

返却する前の畑
(今日の畑。育てているものは何も無い)

なにしろ、王国建設の始まりの地です。思い入れはタップリあります。そこで現地に行って軽くお別れをしてきました。クリスマスイブなのでちょっとセンチメンタルな例えをするならば、忙しくてあまり会えなかったので疎遠になってしまった末に別れてしまった恋人みたいな存在、といったところでしょうか。とにかく残念でなりません(別に恋人に例える必要はないけど)。

でも最近は手放す勇気も色々ついてきたので、ここが手放し時だと感じています。手放す事で、新しい何かが飛び込んでくるはずだと信じて手放します。今年は秩父城という拠点を作る事ができたので、全体としては一進一退という感じでしょうか。

来年どうするかは、年が明けてから、ゆっくり考えます。秩父城にも小さな畑があるので、家庭菜園は続けるつもりです。王国建設は、来年も続きます。

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